物語思考/けんすう(古川健介)【感想・レビュー】
自己分析で過去の自分と向き合って、やりたいことを見つけましょうという本は多くあります。
そんな常識に一石を投じたのが、この本『物語思考』です。
具体的にこの本は、こんな人に読んで欲しいと明記されています。
・「行動したほうがいい」のはわかるけど、なかなか行動できない人
・やりたいことは特になく、あったとしても自信がない人
・何をやればいいかわからないけど、情熱的で充実した人生を送りたい人
この記事では、『物語思考』の私が学んだことと感想をまとめています。
読んで欲しい人に当てはまったあなたは、ぜひ読んでみてくださいね。
何かを成功させるためのコツ
何かにチャレンジした以上、それを成功させたいですよね。
その成功確率を高めるためには、「最初は自分の頭で考えない」ことが重要です。
多くの場合は既にノウハウが存在しているので、まずはその通りにやってみましょう。
それが、成功への一番の近道です。
そして『物語思考』では、人生が充実し、今を幸せに生きる具体的な方法が解説されています。
ぜひ「自分の頭では考えない」で、実践してみましょう!
物語思考は小説を書くことに似ている
『物語思考』の考え方は以下の通りです。
キャラクターになりきる
自分の頭の中で理想を現実だと勘違いしてしまうくらい解像度を上げると、夢や目標は叶いやすくなります。
例えば著者は早稲田大学に入学したいと思ったとき、ネットで早稲田大学生を演じて、早稲田大学の構内をまるで生徒であるかのように歩いていたそうです。
脳に「既に夢や目標を叶えた」とすり込むことによって、失敗して手に入れられなかったときに「失った」と思わせることが重要。
人間は変化を嫌う生き物ですから、「手に入れる」よりも「失いたくない」という感情の方が強いのです。
著者の場合は早稲田大学生であるという理想を「失いたくない」という感情があったからこそ、見事早稲田大学に合格することができたのでしょう。
『物語思考』で夢や目標を叶える順番は以下の通りです。
環境を変える
そんなことできるの?
とお思いかもしれませんが、できます。
それは、お近づきになりたい人のお客さんになることです。
その人が立ち上げたばかりの新事業や出したばかりの新作などのファンになると、印象に残りやすくなります。
そういった裏口的なところから、お近づきになりたい人との関係性を築いていきましょう。
Twitter(X)でのファンの増やし方
Twitter(X)でファンを増やすことで、憧れの人に近付くことができることもあります。
Twitter(X)でファンを獲得する方法も本書には記載されていました。
・フォロワー1万人から:自分の意見を入れる
・フォロワー10万人から:日記
リスクは管理するもの
感想まとめ
キャラクターになりきって、人生を生きていくというのは目からうろこの考え方でした。
過去は関係なく、未来を創りだすのは今この瞬間です。
なりたいキャラクターに10年後になっているために、今この瞬間から、そのキャラクターになりきって行動を起こしていこうと思える1冊でした。