世界一やさしい自分を変える方法【感想・レビュー】

 

あなたが1日のうちに最も会話をしている相手は誰でしょうか?

 

家族かな?職場の人かな?

 

答えは自分自身です!

 

本書では、自分との対話は1日に何千回、何万回と行われていると書かれています。

 

そして、この脳内トークを変えれば、自分を変えることができるというのが本書の主張です。

 

超簡単に自分を変える方法なので、試してみてね!

 

 

言ってはいけない3つのNG脳内トーク

 

よく使ってしまいがちですが、脳内トークでは使ってはいけない3つのNG脳内トークがあります。

 

①わからない
②できない
③知っている
 
①わからない、②できないは、その言葉を発した瞬間に、脳が思考をやめてしまうワードです。
 
③知っているは、意外なNGワードかもしれませんね。
 
ですが、この「知っている」という言葉を使うことで、脳がこれ以上学習するのをやめてしまうんです。
 
例え知っている情報でも、話を聞いてみると初見の情報を得られるかもしれません。
 
もったいないので、これらの言葉は使わないようにしましょう!
 

マイナスな言葉を言ってしまったときは「でも」をつける

 

疲れた~

 

と言ってしまうときってありますよね。

 

「疲れた」と言ってしまったり、思ってしまったりするだけは簡単。

 

自分をポジティブに変えるためには、この「疲れた」に「でも」を付けてみましょう。

 

「疲れた。でも、がんばった」
「疲れた。でも、楽しかった」
 
このように、ネガティブな言葉に「でも」をつけることで自然とポジティブな言葉がでてくるようになります。
 
人生を気持ちよく生きていくためにも、ネガティブな言葉を使ってしまった後は「でも」を付けてみるのはいいかもしれませんね!
 

脳内トークでは、主語を2人称にする

 

脳内トークでは、主語を2人称、つまり「あなた」にするといいです。

 

×「私は大丈夫」
○「あなたは大丈夫」
 
ある不安やストレスをかける実験で、
 
Aグループには「私は大丈夫」
Bグループには「あなたは大丈夫」
 
と、自分に声をかけた結果、Bグループの方が、脳内の自制心を司る部分がより活性化していたそうです。
 
自分のことを客観視して「あなたは大丈夫」と友人に声をかけるように、心の中で唱えると不安が軽減し、新しいことに挑戦しやすくなります。
 

なかなか行動に移せないときは「だからこそ!」を使う

仕事やダイエットなど、めんどくさいな~と思うときってありますよね。

 

そんなときは「だからこそ!」という言葉を使いましょう。

 

「仕事めんどくさいなぁ、だからこそ!」
「ダイエットのために歩くのめんどくさいなぁ、だからこそ!」
 
「だからこそ!」という言葉を使うと、脳はやる理由を探し始めます。
 
めんどくさいもの、行動に移すのが大変なものにこそ、「だからこそ!」をうまく使ってみてください。
 

集中できないときにも脳内トーク

 

あー、今集中できてないな

 

という瞬間が仕事や勉強をしているときにありますよね。

 

そんなときの脳内トーク「あと5分だけがんばろう!」です。

 

ゴールが近いと前頭前野が活性化して、自然と集中力があがります。

 

言葉通り5分だけがんばったら、少しだけ休憩をとって仕事や勉強に戻るといいでしょう。

 

「なぜ」ではなく「なにが」と考える

 
漠然と「自信がない」というときに考えてしまいがちなのが、
 

なぜ自分には自信がないんだろう

 

という脳内トークです。

 

ですが、「なぜ」を使うと浮かんでくるのは否定的な言葉ばかり。

 

過去の失敗経験や言われてイヤだったことなどを思い出して、より自信をなくしてしまいます。

 

そんなときに便利な脳内トークが、「なにが」です。

 

×「なぜ自信がないんだろう」
○「なにが、自分の自信をなくしているんだろう」
 
「なにが」という言葉を使うだけで、同じように過去の失敗談や言われてイヤだったことも肯定的に受け取れるようになる気がしませんか?
 
マイナスなことを考えてしまったときは「なぜ自分はこうなんだろう」と考えるのではなく「なにが、自分をこうしているんだろう」と考えてみるようにするといいでしょう。
 

感想まとめ

 

言葉の力の強さを感じられる本でした。

 

普段から何気なく使っている言葉が、自分自身を作り、それが人生を作っているのだということを考えさせられました。

 

「わからない」「できない」「知っている」の3つの言葉は封印できるように、がんばっていきたいと思います!