「すぐやる人」と「やれない人」の習慣【感想・レビュー】

 

『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』では、50個のすぐやる人の習慣が紹介されています。

 

50個もあれば1個くらいできることがありそう!

 

今回の記事では、私がやってみようと思った習慣を厳選して紹介するよ!

 

 

すぐやる人は「ツーウェイ思考」、やれない人は「ノーウェイ思考」

 

ツーウェイ思考のふたつの思考は、以下の2つです。

 

①逆算思考:ゴールを設定して、そこに到達するために今なにができるかを考える思考
②積み上げ思考:目標を設定せず、とりあえずやってみるという思考

 

逆算思考は、なんとなく大事だというのがわかると思いますが、積み上げ思考も大事にしているというのが意外でした。

 

本書によると、「すぐやる人」は目標設定したものだけに取り組むのではなく、自分の気持ちに素直になって、興味を持ったものにアクティブに取り組むのだそうです。

 

まずはやってみる!

 

という思考を常に持っていたいものですね。

 

すぐやる人は9000回の負けを知り、やれない人は全勝を目指す

 

本書では、サッカー選手で有名なマイケル・ジョーダンの名言が引用されていました。

 

ボクはこれまで9000本以上のシュートを外してきた。これまで300試合近くに負けてきた。決勝シュートを任されながら、外したことが26回ある。人生で何度も何度も失敗してきた。だからこそ、こうして成功しているんだ。
 
かの有名なエジソンも、
 

私は失敗したことがない。ただ1万通りの、うまくいかない方法を見つけただけだ。

 

という名言を遺しています。

 

チャレンジして失敗しても、何も恥じることはありません。

 

必ずその失敗があってよかったと思える日が来ると、本書にも書かれていました。

 

 

リスクを恐れずチャレンジしてみよう!

 

すぐやる人は目の前のことに集中し、やれない人は結果ばかりを気にする。

 

すぐやれない人は行動の結果ばかりを気にして、

 

どうしよう。できるかな。

 

と言っている内にチャンスを逃します。

 

未来は誰にも保証されておらず、コントロールできるものではありませんが、今この瞬間の行動はコントロールすることが可能です。

 

そのため、すぐやる人は今この瞬間にフォーカスして生きているのです。

 

「今できることを精一杯やる。結果は二の次」という思考が、すぐやる人になるためには重要な思考になります。

 

すぐやる人は環境で自分を動かし、やれない人は誘惑に負けてしまう。

 

よし!やろう!

 

と思っても、現代には誘惑が多すぎます。

 

テレビにスマホYouTubeNetflix

 

それらの誘惑に流されないで、何かに取りかかることは難しいことです。

 

そのため、すぐやる人は誘惑そのものを遠ざけます。

 

SNSのアプリをアンインストールしたり、スマホを別の部屋に置いたりすることで、誘惑を遠ざけることが可能です。

 

または、カフェやコワーキングスペースなど「もうそれをするしかない」という環境に身を置くことも、誘惑を遠ざけるという点において効果的です。

 

すぐやる人は毎日カバンを空っぽにし、やれない人は荷物を入れっぱなしにする。

 

ものが整理されていない状態は、頭の中が整理されていない状態と一緒です。

 

何かをやろうと思った時、それをやるための道具を探すのに手間取っていると、モチベーションは下がってしまう一方。

 

見つからないし、もういいや。

 

となってしまった経験がある方もいるのではないでしょうか?

 

すぐに行動を起こせるようになるために、周囲の環境は整えておきましょう。

 

私は寝る前に机の上のリセットをしてから寝るようにしています!

 

すぐやる人は抵抗を歓迎し、やれない人は外野の声につぶされる。

 

大きな夢や目標は、「そんなの無理だよ」「夢見すぎ」と馬鹿にされることがあります。

 

すぐやれない人は、この言葉に流されて現状を維持してしまいますが、すぐやる人は違います。

 

アメリカの建築家・芸術家のマヤ・リンの名言にこんなものがあります。

 

飛ぶためには抵抗がなければならない
 
周りがどう考えるかではなく、自分がどうしたいかに素直に生きるのが、すぐやる人の生き方です。
 

すぐやる人は質問で前向きになり、やれない人は質問でやる気を失う。

 

質問には、いい質問と悪い質問があります。

 

【悪い質問】
「なんで何回も言ってるのにわからないの?」

「何回同じ失敗するの?」

「どうしてもっと早く動けないの?」

 

【いい質問】

「どうすれば、○○することができるか」

 

質問はネガティブな形ではなく、ポジティブな形でおこないましょう。

 

これは他人に対してだけではなく、自分に対してもです。

 

自分に「なんでできないの?」「どうしてこんなこともやれないの?」と聞くのではなく、「どうすればできるのか」「どうしたら、これをできるようになるのか」と聞くようにすることで、前向きな検討ができるようになります。

 

すぐやる人は根拠なき自信を持ち、やれない人は自分を否定する。

本書は名言が多いのですが、こちらも抜粋させていただきます。

 

「すぐやる人」は「自身さえ持っていれば、実績はあとからついてくる」と考えます。もっと言うと、「自信がないから、やらない、やれない」のではなく、「やるから自信がつく」のです。
 
「自分になんて、どうせ無理だ」と考えるのではなく、根拠なき自信を持ってまずはやってみることが、すぐやる人になる秘訣です。
 

すぐやる人は言葉の力を信じ、やれない人は言葉をおろそかにする。

 

すぐやる人は、言葉の力を心から信じています。

 

なのでネガティブな言葉は使いません。

 

【ネガティブな言葉】
・できない
・だって

 

【ポジティブな言葉】

・だから、次は
・どうすればできるか

 

言葉をポジティブに変換する簡単な方法は「でも」を「だから」に変えることです。

 

やれない理由探しをするのではなく、やれるようにするためにはどうすればいいのかを考えるのが、すぐやる人になる第一歩です。

 

感想まとめ

すぐやる人は、自分のワクワクや好奇心に素直な人なのだということを知ることができた本でした。

 

ポジティブな考えの人が、すぐやれる人になるのだな~というのを実感した1冊だったので、「とりあえずやってみる」という気持ちを大切にしようと感じられました。

 

日常のワクワクを大切に、やれることからやってみようと思います!