仕事は楽しいかね?/デイル・ドーテン【感想・レビュー】

 

仕事は楽しいかね?』は一言で言うと、仕事を楽しむ方法を教えてくれる本です。

 

社会人は8時間は仕事に拘束されている人が多いですから、人生の楽しみ方を教えてくれる本とも言えます。

 

この記事では、『仕事は楽しいかね?』から得た学びと感想を紹介していきます。

 

 

 

明日は今日と違う自分になる

 

この本のメインテーマが「明日は今日と違う自分になる」です。

 

本書では目標は立てても意味がないということを言っています。

 

なぜなら、今日の目標は明日のマンネリであるからです。

 

今日立てた目標は、同じような明日を過ごすことになっていませんか?

 

本書では、そうではなく、毎日ただひたすらよくなろうとしようということを訴えています。

 

それは簡単なことではありません。

 

では、どうすればいいのでしょう?

 

遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る

 

毎日、昨日とは違う自分になるためには、遊び感覚でいろいろとやってみることです。

 

現状維持に満足せず、さまざまなことを試してみることで、日々より良い自分になっていくことができます。

 

このとき注意しなければならないのが、「これで完璧だ」と思ってしまうことです。

 

「完璧」の先に成長はありません。

 

「完璧」の更に上をいくことを常に考えて、いろいろなことを試してみることで、人生はより豊かなものになっていきます。

 

「適切な時」や「完璧な機会」なんてものはない

 

何かをはじめようとするとき、「時期が来たら~」なんて言ってしまっていませんか?

 

他人をしのぐ人物になるための方法は、ふたつです。

 

①「この場」で「ただち」にはじめる

②一か八かの賭けをしないなら、チャンスなどひとつもない

 

本書では、「試してみることに失敗はない」ということが繰り返し書かれています。

 

試してみて、たとえうまくいかなくても、うまくいかない方法を知ることができただけです。

 

なにかをやってみて、それがよくないアイデアだとわかったとしても、失敗ではありません。

 

なぜなら、何かを学ぶことができるからです。

 

たとえ何も学ぶものがなかったとしても、その前にしていたことが価値のあるものだったと知ることができます。

 

挑戦すること、試すことは、あなたをより遠くへと、必ず連れて行ってくれる尊い行為なのです。

 

イデアは試してみなくてはわからない

 

イデアが思い浮かんだら、まずはとにかく試してみましょう。

 

どのアイデアが最終的に実を結ぶか、結ばないかは、試してみなければ分かりません。

 

できるかぎりいろいろなことをとにかくやっていきましょう。

 

そうすることで、アイデアがまた別のアイデアを呼んでいきます。

 

始めさえすれば、新しいアイデアの方から、こちらにやってきてくれるということです。

 

仕事を楽しむための3つのリスト

 

試すことの重要性はわかっていただけたかと思いますが、そのアイデアはどうすれば湧くのでしょうか?

 

なにかをはじめるにしても、アイデアがないとはじまりませんよね。

 

本書では仕事を例に、3つのリストを作ることをおすすめしています。

 

①仕事に関してやっているすべてのことを書き出したリスト
②仕事の問題点やイライラすることを書き出したリスト
③仕事上でのミスを書き出したリスト
 
これらのリストを作り、日々読み返したり、書き出したりしていくことで、新しいアイデアがうまれ、仕事の楽しさを感じられるというものです。
 
これは趣味や夢を叶えるためにも応用できるのではないかと思いました。
 

 

感想まとめ

 

本書は名著として知られており、私もいつかは読んでみたいと思っていたので、読むことができてよかったです。

 

日々新しい自分になることは、言うは簡単ですが、やるのはとても難しいことのように感じました。

 

そのために、日々試すことをおこなわなければいけません。

 

私は今、ショートスリーパーになるためにいろいろなことを試しているところです。

 

成功するか失敗するかはまだわかりませんが、思い浮かんだアイデアはいろいろと試しています。

 

仕事は楽しいかね?』は、この「試す」という行為を楽しんでいければいいなと思える本でした。